AdsPower のプロキシ接続に失敗する六つの原因と、確認する順番
プロキシのテストが通らない、あるいは通ったのにページが開かない。原因は六つに絞れます。最初の三つは費用がかからず、残りの三つは買ったプロキシの種類そのものの問題です。
AdsPower でプロキシのテストが失敗する。あるいはテストは通ったのに、プロファイルを開くとどのページも読み込みが終わらない。この二つで問い合わせのほとんどが占められますが、ソフト側の不具合であることはまずありません。買ったプロキシのある性質と、使い方が噛み合っていないだけです。
先に、言葉の整理から
「プロキシ 接続できない」で検索すると、Teams、Zoom、Firefox、TeamViewer といった名前が並びます。あれは会社のネットワーク設定の話で、ここで扱う問題とは別物です。読んでも解決しないのは、そちらでは誰もプロキシを買っていないからです。
この分野で扱うプロキシは、買って自分で指定するものです。そして日本語では呼び方が二通りあります。販売ページで多いのは「レジデンシャルプロキシ」、説明記事で多いのは「住宅用プロキシ」で、指しているものは同じです。探すときは前者のほうが商品に当たります。
もう一つ、「指紋ブラウザ」という語は指紋認証でログインするブラウザの意味にも取られます。この記事では、識別に使われる特徴のほうを「ブラウザ指紋」と呼びます。
一つ目、プロトコルの選択
種類の欄には HTTP、HTTPS、SOCKS5 が並びます。ここが違うと必ず繋がりません。判断材料は販売元のポート表記にあります。同じホストに対して二つのポートが用意され、片方が HTTP、片方が SOCKS5 という書き方をしていることがよくあります。
アドレスとポートしか書かれていない場合は、まず SOCKS5、次に HTTP を試します。両方だめならこの原因は消えます。
二つ目、認証情報の書き方
認証には二つの方式があり、入力する場所が違います。
- ユーザー名とパスワード:ホスト、ポート、ユーザー名、パスワードを別々の欄に入れます。ユーザー名にコロンや
@が含まれていると、貼り付けたときに途中で切れることがあります。その場合は一欄ずつ手で入れます。 - IP ホワイトリスト:認証情報は不要ですが、いま使っている回線の出口アドレスを販売元に登録しておく必要があります。日常でいちばん多いのがこれです。自宅では動くのに外出先で失敗するのは、回線が変わったのに登録が古いままだからです。
もう一つ見落としやすいのが、ip:port:user:pass の一行をそのままアドレス欄に貼ってしまう形です。この書き方を解釈するのは一括登録の入口だけで、一件ずつ作るときには分解されません。
三つ目、同時接続数の上限
共有型のプロキシには同時セッション数の制限があり、上限がかなり小さいこともあります。同じ回線で十個のプロファイルを開くと、最初のいくつかは動いて残りが失敗する、という並び方になります。
確認は一分で済みます。一つを残して全部閉じ、もう一度テストします。通れば上限が原因で、同時に開く数を減らすか、専有のものに替えるかの二択です。
四つ目、データセンターのアドレスだと分かる
ここから先は、買ったものが何かによって決まります。テストは通るのに、目的のサイトで弾かれる、確認を求められる、地域が理由で断られる。この場合、接続そのものは正常です。アドレスの種類が読まれています。
- データセンター:事業者用のアドレス帯から出ます。調べれば誰にでも分かりますが、速くて安く、誰も調べない用途なら十分です。
- レジデンシャル(住宅用):一般家庭の回線のアドレスを使います。アドレスの種類で判断される場面を通るには、これしかありません。
- モバイル:携帯回線のアドレスで、一つのアドレスの背後に実利用者が大勢います。個人に結び付けにくく、単価はいちばん高くなります。
ブラウザ指紋とアドレスは別の層です。指紋をどれだけ丁寧に整えても、調べれば事業者用と分かるアドレスを合わせれば、そこで読まれます。逆も同じで、家庭回線のアドレスに不自然な指紋を組み合わせても通りません。
五つ目、地域が噛み合っていない
アカウントの登録地域とアドレスの地域を突き合わせ、ずれていれば追加の確認を求める、という作りのサービスがあります。プロキシのテストは接続だけを見るので、この場合も問題なく通ります。
日本語の検索でも「日本 住宅 プロキシ」という形が出てきますが、日本の出口が本当に必要かどうかは分けて考えたほうがよい部分です。当サイトの在庫では、混合プールではなく国を明示している商品はおよそ六分の一で、価格は中央値より六割ほど高くなります。相手が接続元を見る場面でだけ意味のある差額です。
六つ目、残量が尽きている
これがいちばん見落とされます。クライアント側の見え方が接続失敗とまったく同じだからです。課金の形は二通りあります。
- 通信量:割り当てを使い切った時点で止まります。期限とは無関係で、重い処理を回すと想定よりずっと早く尽きます。月額と書かれていても、十日で使い切れば十日で終わりです。
- 期間:一日、七日、三十日。通信量無制限としているものが多く、日付で終わります。
確認できるのは販売元の管理画面だけです。買ったときの商品名に書かれていた数字は、いまの残量を教えてくれません。
順番のまとめ
プロトコルと認証の形式を確かめる、余分な窓を閉じて上限を試す、管理画面で残量を見る。ここまでは費用がかかりません。それでも残る症状は、プロキシの種類と地域の問題なので、設定ではなく買い直しで解きます。
買う前に決めておくと大半の失敗が起きなくなるのは、次の三つです。データセンターかレジデンシャルか、国を指定するか混合プールでよいか、通信量と期間のどちらで払うか。当サイトのプロキシ一覧はこの三点で絞り込めます。保証の窓が短すぎて使えない商品は百件に三件ほどで、サイト全体でいちばん良い数字です。届いてすぐ一度きちんと通してみる時間は取れます。
お知らせ:本文中の AdsPower へのリンクは広告リンクで、経由して登録された場合に当サイトが報酬を受け取ります。上の六つの原因と順番はそれとは関係なく、どのブラウザを使っていても同じです。


