確かめられる項目と、確かめようがない項目を分けます
よくある確認事項の一覧は、下ろす前に読める項目と、届いてからしか分からない項目と、誰にも分からない項目を同じ並びに混ぜています。分けると使えるようになります。当サイトの一万六千件から数えた根拠つきで。
Avery Bennett先に、この記事が誰に向いているかを書きます。日本語で「アカウント 買う 前に」「アカウント 購入 注意点」「アカウント 購入 リスク」と入れても、候補はひとつも返ってきません。「保証」でも「詐欺」でも同じです。九つの言い方を試して、全部が空でした。
ところが、そこにサービスの名前を付けた瞬間に生き返ります。「x アカウント 購入」なら二番目が注意点、「インスタ アカウント 購入」なら相場と知恵袋が並びます。日本語圏では、この問いはサービスごとにしか立てられていません。
だからこの記事は検索から来る人向けではありません。すでに買う直前まで来ている人が、手順を一回だけ整えるためのものです。そして整え方は一つで、項目を並べ替えることです。
なぜ並べ替えが必要か
よくある一覧は「受け渡しの形を確かめる」と「違反の履歴がないことを確かめる」を隣に置きます。前者は出品の画面で五秒です。後者は下ろす前にも下ろしたあとにも確かめる方法がありません。同じ列に並べたら、どちらも同じ重さに見えてしまいます。
そこで十二項目を、確かめられる時点で三つに割ります。
一群、下ろす前に出品から読める六項目
ここは全部、絞り込みや並べ替えに使える項目です。読まない理由がありません。
- 受け渡しの形。合言葉だけか、合言葉と二段階か、閲覧の記録か、接続用のファイルか、机上の道具のデータ一式か。間違えると全損になる唯一の項目です。アカウント自体は問題なくても、手元の道具が読めなければ使えません。
- 二段階が設定済みかどうか。設定済みなら、渡された鍵がないと自分のものに置き換えられません。未設定なら、届いた直後に自分で掛けられます。どちらが良いという話ではなく、作業が変わります。
- 復旧用の連絡先が付いてくるか。これが、そのアカウントが本当に自分のものになるかどうかを決める一項目です。ここが他人のままなら、何かあった日に取り返せません。
- 登録された地域。使う先が地域を見比べる場合だけ意味があります。見比べない用途なら、ここに追加で払う理由はありません。
- 登録年が数字で書かれているか。西暦が書いてあれば、届いてから確かめられます。「古い」という言葉だけの表示は、書いた人の基準なので、他の出品と並べても比較になりません。
- 申し立ての窓の長さ。商品の話ではなく条件の話です。数字で出ているので、絞り込みに使えます。詳しくは次の節に書きます。
窓の長さについては、下限を信用しないでください
ここは実測した部分です。当サイトには、非信頼の出品者は四時間未満の窓で出せない、という設定値があります。ところが公開中の一万六千七百三十二件を数えると、五千五百六十二件が四時間を切っています。三件に一件です。
理由の一部は仕組みの側にあります。この判定は、信頼枠の出品者に対しては最初から飛ばされます。四時間未満の五千五百六十二件のうち三千四十五件は、そういう十一社のものです。残りの二千五百十七件については、六十四社にまたがっていて、こちらは理由が特定できませんでした。個別の緩和設定を持っている出品者は一社もいません。
結論としては同じです。下限があるからといって、その下限が守られている棚ではありません。出品ごとに書かれている数字を読んでください。
もう一つ設定値があります。窓が十分未満なら実質的に無いものとして扱う、というものです。その基準で棚ごとの割合を出すと、差がはっきりします。
- いちばん良い棚は、百八十五件のうちゼロ件。次が二百四十六件のうち三件。
- いちばん悪い棚は、七百七十八件のうち百五十件です。五件に一件近く。
- 大きい棚はだいたい十一から十二パーセント台に集まります。
ですから同じ十二項目でも、棚によって六番目の重みが変わります。悪いほうの棚では、ここを飛ばすと他の十一項目が無意味になります。
二群、届いてからしか分からない四項目
出品の画面には書けない種類のことです。窓が開いている数十分の間にしか確かめられません。
- 実際に自分の道具で通るか。閲覧用の画面で入れることと、使う予定の道具で通ることは別です。後者で試してください。
- 題名に書かれた数字が本当か。人数、履歴の件数、残高、有料機能の表示。この種の記述はたいてい出品者が打ち込んだ文字で、絞り込みの項目ではありません。窓が閉じたあとでは、言い争う材料がなくなります。
- 引き渡しが終わっているか。安全の設定に辿り着けるか、復旧用の連絡先を差し替えられるか、約束されていた受信箱が見えるか。いま変えなくてもいいので、変えられることだけ確かめてください。
- 履歴が一続きに読めるか。途中で用途が急に変わっているように見えるかどうかです。事前には誰も約束できませんが、見るのは一分で終わります。
三群、誰にも確かめられない二項目
書いておく理由は、この二つを約束している出品があるからです。約束できないものを約束しているという事実が、それ自体で読み取れる情報になります。
- あとで制限されないこと。制限は、持ち主が変わったあとの使い方に対して掛かります。売った側の手の届かないところで決まる、ということです。売られた時点の状態を書いているぶんには正確ですが、続く保証として書かれていたら、慎重に扱う理由が増えたということです。
- 元の持ち主が戻ってこないこと。この市場に、これを決着させる仕組みはありません。いちばん強い立場は復旧用の連絡先を握ることで、だから三番目が一群に入っています。それでも立場であって、約束ではありません。
用途別に、どこへ重みを置くか
- 道具や台本に食わせる場合。一番と七番でほぼ決まります。形式が合わなければ全損で、それ以外はほとんど効きません。
- 人に見える形で長く使う場合。三番と五番と十番です。握り直せることと、履歴が読めることの両方に払っています。
- 一度の確認を通すだけの場合。一番と四番と六番です。過去はどうでもよく、いま通るか、正しい場所から通るか、文句を言う時間が残っているかが全部です。
十二項目より効く習慣が一つあります
二群を全部やり終える三十分を、注文の直後に空けておくことです。窓の長さは商品ごとに違い、棚によっては五件に一件が十分未満です。夜中に注文して朝に開く買い方は、確かめられる買い物を確かめない買い物に変えます。その分は、前もってどれだけ丁寧に選んでも取り返せません。
納品の仕組みと、時計がどこから動き始めるかは納品の記事に、申し立ての出し方は異議の記事にあります。返ってくるのはサイト内の残高で、支払いに使った手段には戻りません。

