収益化の条件は二〇二七年二月に倍になります。いま登録者を追っている人へ
八月十日に発表された変更で、新規の申請に必要な総再生時間が四千時間から八千時間になります。適用は来年二月一日から。既存の参加者は対象外ですが、これから半年かけて登る予定なら影響します。
Sarah Johnson「youtube 収益化 条件」の検索候補の一番目は「最新」で、九番目は「変更」です。条件が動いたかどうかを確かめに来ている人が多いということです。
動きました。三週間前の発表です。ただし適用されるのは来年です。順番に書きます。
二〇二七年二月一日から、新規の申請は倍になります
二〇二六年八月十日に発表され、二〇二七年二月一日から適用されます。これから申請する人が対象で、すでに参加している人は影響を受けません。
- 総再生時間は、直近三百六十五日で八千時間。現在の四千時間の倍です。
- ショートの再生回数は、直近九十日で二千万回。現在の一千万回の倍です。
- ショートの収益分配に条件が付きます。直近九十日で一千万回に届いていないチャンネルは、参加自体は続きますが、ショートからの分配は受けられなくなります。
- 投げ銭やメンバーシップ側の条件は変わりません。
既存の参加者は、二〇二七年一月三十一日までに管理画面で新しい規約に同意する必要があります。同意そのものは作業として軽いものですが、期限があります。
いま半年計画で四千時間を目指している人が、最も影響を受けます。二月一日までに申請が通っていれば現行の条件で入れます。間に合わなければ八千時間になります。この日付を基準に計画を組み直してください。
いまの条件
二〇二七年一月三十一日まではこれが適用されます。日本は対象国に入っています。
広告が出る側
登録者千人に加えて、次のどちらか一方です。
- 直近十二か月の公開動画の総再生時間が四千時間
- 直近九十日のショートの再生回数が一千万回
投げ銭やメンバーシップだけの側
先に開く軽いほうの入口です。登録者五百人、直近九十日に公開した動画が三本、加えて次のどちらかです。
- 直近十二か月の総再生時間が三千時間
- 直近九十日のショートの再生回数が三百万回
数え方で間違えやすい二点
- 再生時間とショートの再生回数は合算されません。二千時間とショート八百万回では、どちらの条件にも届いていません。片方を選んで、そちらだけを追ってください。
- ショートの視聴時間は四千時間には入りません。ショートをいくら伸ばしても、通常の動画の再生時間の側は動きません。
- 非公開と限定公開は数えられません。編集の確認のために限定公開でまとめて上げる運用をしていると、その期間ぶんが丸ごと消えます。
数字が足りていても通らない場合
審査は数字だけを見ていません。
- コミュニティガイドラインの警告が有効な状態にあるとき
- 未解決の著作権の申し立てが残っているとき
- 収益の受け取り口が紐づいていないとき
二〇二五年七月に、量産された内容や重複した投稿についての方針の名前が変わりました。運営側は、新しい規則ではなく既存の方針の説明を明確にしたものだと述べていて、反応や解説の形式を狙ったものではないとも明言しています。ただし、同じ素材を機械的に量産している場合は、以前から対象でした。名前が変わったことで初めて対象になったわけではありません。
日本の単価について
ここは慎重に書きます。運営は単価の目安を一切公表していません。だから確かな数字は存在しません。
そのうえで、第三者が集計している値を一つだけ挙げます。日本の千再生あたりの取り分は、三ドル前後という集計が出ています。よく引かれる世界の中央値がおよそ一ドルなので、三倍ほど高い側にいることになります。
これは推計であって保証ではありません。分野によっても、視聴者の国によっても、時期によっても変わります。ただし「日本語のチャンネルは単価が低い」という前提で計画を立てている場合、その前提は集計と合っていません。
一再生あたりで十セントから三十セント、といった数字を見かけた場合は疑ってください。それだと千再生で百ドルから三百ドルになります。桁が二つ違います。
チャンネルを買う場合、日本語では経理の質問になります
「youtube チャンネル 購入」の候補の二番目と三番目が「勘定科目」と「経費」です。日本語圏では、この買い物はまず税務の問題として認識されています。英語圏の検索には出てこない発想です。
ここで書けることと書けないことがあります。個別の税務判断は税理士の領域なので、勘定科目を指定することはできません。ただし、判断の材料になる事実は書けます。
- 領収書の宛名と内容が実態と合っている必要があります。個人間の取引だと、そもそも書類が出ないことが多いです。
- 取引の記録が残る形で買っているかどうかが効きます。注文の履歴、支払いの記録、何を受け取ったかが第三者の側に残っている取引と、やり取りが消せる取引では、後から説明できる度合いが違います。
- 買った金額と、そのチャンネルの状態は別の話です。登録者数と再生時間は、買った瞬間の値です。譲渡のあとで運営側の審査が通る保証はありません。
当サイトのユーチューブのアカウントの棚には百十五件の出品があり、三十社が並んでいます。出品名に登録者数や作成年の範囲が書かれているものがあります。ただし棚としては薄いほうです。増加サービスの側はさらに少なく、八件で五社です。ここで揃わない可能性は先に言っておきます。
買うにせよ育てるにせよ、日付から逆算してください
いま最も重要な数字は、登録者数でも再生時間でもなく、二〇二七年二月一日です。
- その日までに申請が通る見込みがあるなら、現行の条件を追ってください。
- 間に合わないなら、八千時間を前提に計画を組み直してください。四千時間の記事を読んで動くと、半年ぶん無駄になります。
- ショート中心で伸ばすなら、分配の条件になる一千万回のほうを先に見てください。参加できても分配がない状態がありえます。
数字は運営側の公式の説明が現在値です。この記事は二〇二六年八月三十一日時点で読んで書いていますが、また変わります。
